点字指導士
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バリアフリーの考え方が広まりつつある近年、例えば缶飲料やエレベーターボタンに点字が表示されるなど、健常者も点字にふれる機会が増えている。しかし、点字に関心を持った人がその技能を独学で身につけるのは簡単ではない。そこで、社会福祉協議会やボランティア団体などが開催する点字講習会等で指導を行い、点字の普及と質の向上を図っているのが点字指導士である。点字についての知識と技能だけでなく、国語の文法能力もある程度は必要。もちろん、視覚障害者に対する理解や福祉の知識も求められる。特に資格はないが、社団福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会が指導者の資質向上のために「点字指導員講習会」などを開催している。盲学校教職員や福祉施設職員として視覚障害者に点字を指導したり、点字通訳士として仕事やボランティアに携わる人もいる。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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