入国警備官
<< 編集部の職業解説 >>
不法入国者や不法就労者など入管法に違反する外国人を取り締まる仕事、それが入国警備官だ。 入国警備官の仕事は大きく4つに分けることができる。入管法に違反している外国人を探し出す「違反調査」。必要があれば強制的に捜索し、身柄を拘束することもできる「摘発」。入管法違反で収容された人々の手続きや監視などを行う「収容」。違反者を本国に送還するため空港や港まで護送し、出国を見届ける「送還」。この一連の流れを繰り返し行うことが入国警備官の仕事になる。不法滞在・不法就労は年々手口が悪質・巧妙化しており、都市部だけでなく地方にも分散する傾向だ。「摘発」業務などでは警察官と連携して深夜や早朝の摘発を行うなど危険を伴う業務もあり、入国審査官が「入管Gメン」と呼ばれる理由にもなっている。 入国警備官は法務省の職員で、全国に1000人あまりしか存在しない。ほかの公安職に比べてかなりの少人数だが、年間約5万人もの不法滞在者を強制退去させている。危険を伴う業務もあるため、入国警備官の給与は同じ公務員でも行政職より優遇されている。ほかに住居手当、超過勤務手当、深夜勤務手当、ボーナスなどの各種手当がある。
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