福祉施設指導専門員


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福祉施設に入所または通所している高齢者や障害者、児童が快適な生活を送れるように、相談・援助・調整業務を行うほか、施設職員の能力向上のための指導も行う。まず、新しい利用者が入所する際は、本人や家族の状況を調査してサービス計画を立てる。入所後は、レクリエーション活動やグループ活動、外出時介助、健康管理など、生活全般にかかわる指導や支援を継続して行う。また、問題解決に向けたケース検討や、家族に対する情報提供なども行う。必要に応じて、医療機関や学校などの専門機関と連携して支援策を検討する場合もある。なお、福祉施設指導専門員の仕事は、特別養護老人ホームやデイサービスなどの老人福祉施設で高齢者の相談・援助等を行う「生活相談員」、児童養護施設や障害児施設などの児童福祉施設で親と別れて暮らす子どもの教育・生活指導などを行う「児童指導員」、障害者施設で作業や仕事の訓練などに携わる「職業指導員」「作業指導員」などに分類され、それぞれの職場によって仕事の内容は異なる。どの仕事も、入所者・通所者のあるがままの姿を受け止め、深い愛情を持って指導・援助を行うことが大切である。

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