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仕事白書
いけちんさん[障害児の学校教諭]

ひとこと自己紹介・・・
「知的障害のある高校生のための養護学校の教師です。」
- 性別/年齢:
- 男/58歳
- 趣味:
- 映画鑑賞/音楽鑑賞/スポーツ/資格・習いごと
- タイプ診断:
- 冷静な実力者
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知的障害のある子ども達のための養護学校の教師
◆大学は『教育学部:小学校教員養成課程』を出ました。そこで、「小学校教員1種」「中学校教員2種(音楽)」「高等学校教員2種(同)」の各免許を取得しました。 ◆初めて教員になった年、小学校の通常の学級の担任を任されました。ところが、その学級に重度の知的障害のある児童がいました。(勤務先のある県の場合)現在のように在籍児童一人の特殊学級があるわけでもなく、学校にいる間は保護者も含めた支援者も全くの不在で、クラスには他の子ども達もいる中でどう対処してよいかわからず、障害児教育についての“独学”を始めました。 ◆そのうち、養護学校の教師になりたいと思い、やがて希望どおり養護学校の教師になりました。(従姉妹が脳性麻痺者であり、私の実父が養護学校の教師、妻が知的障害成人施設の職員だった影響もあるかな…。)それ以来、ずっと、知的障害養護学校の主に高等部(高等学校に相当)に勤務しています。 ◆1997年度(3ヶ月間)と2002年度(1年間)の2回『国立特殊教育総合研究所(現在の国立特別支援教育総合研究所)http://www.nise.go.jp/』に公費内地留学。「養護学校教諭専修免許」(大学院卒相当)を取得しました。(注…この職業に就きたい人へのメッセージ参照) ◆その前後、仕事の合間に勉強し、障害者職業生活相談員・言語聴覚士(以上、国家資格)、特別支援教育士(旧LD教育士)・自閉症スペクトラム支援士・臨床発達心理士(以上、学会資格)、適応教育支援員・中級教育カウンセラー(以上、NPO資格)などの資格を取得しました。 ◆「発達・心理検査」などについては、私は、独学だと間違ったやり方をしてしまう危険性があると思っているので、必ず開発した会社・団体や認定保持者主催の研修会・セミナーで勉強してから、実施しています。マカトン、田中ビネー5、NCおよびCLMプログラム、WISC−3、WAIS−3、K−ABC、DN-CAS、国リハ式<S-S法>、ITPA、新版K式、ムーブメント、ポーテージプログラム、太田ステージ、CARS、PEP−3、AAPEPなどを、またキャリア教育関係ではVPI、VRT、GATB、ERCD、クレペリン、PASカードなどを、性格検査ではYG、MGなどを、集団アセスメントではhyper-QUなどを、学力検査ではNRT、CRTなどを学びました。資格や検査の研修は、当然「全額自己負担」です。大都市でしか学べないものばかりで、研修費に加え移動・食事・宿泊などお金には今も苦労しています。
◎高等部生徒(つまり高校生)の自立度が少しでも向上した時。 ◎高等部を卒業した後、頑張って、人生を謳歌しているのを見た時。 ※クラスの人数が少ない(1学級生徒8人)ので、「生徒の人生に関わっている」という使命感が、否応なく(?)満喫できるところ……。
◆世の中には、勉強を教えてくれるのが教師だと思っている方が多いと思います。でも、生徒によっては、高等部の生徒(高校生)であっても、排泄の仕方を指導します。食事の仕方を指導します。【汚いなぁ】と思われるかもしれません。 ◆卒業後に、世の中の人々に受け入れられ、かつ、たくましく生きていける「心」「技」「体」を育て上げるのが、養護学校の教師の仕事だと思っています。私は、自分の仕事に誇りを持っています。(実力の程は…?…頑張ります!) ◆追伸・・・編集部の方曰く、『回答する』での私いけちんの名言は、「相談は少なくとも3人の方にせよ」だとか…。私自身名言だとは思いませんが、「一人だと鵜呑みになる可能性が大きく、二人だと自分の都合の良い方への単なる比較に終わってしまけど、三人だといろんな組み合わせで検討できるかな…」と思っているのです。 ◆県内ローカルのキャリア・オリエンテーション・マガジン「さくらノート」9号に私の紹介が載っています。http://www.sakuranote.jp/Content/book/vol09/#page=29 ◆2007年RBANS、2008年WISC−4、2009年WPPSI-3、K・ABC-2の標準化・予備調査テスター。 ◇2009年より、環境省環境カウンセラー等に就任。http://www.env.go.jp/policy/counsel/list/detail.php?id=2008217002&p=2&address=%90%CE%90%EC%8C%A7&csl_name=&word=&andor=and&katsudo_word=&katsudo_andor=and ■(注…国立特別支援教育総合研究所で研修すれば、必ず専修免許が取得できるわけではありません。それぞれの持つ条件(例えば現在お持ちの免許種)などによって異なりますので、事前にご自身で確認してください。)
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小学校教師

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障害児の学校教諭

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