大学や専門学校の建築・土木・造園学科やガーデンデザインコースなどで庭園設計に関する基礎的な知識や技能を学んだ後、庭園設計会社や造園会社、ガーデンデザイン事務所、建築会社、土木会社などに就職します。庭園設計の仕事をするにあたり必須となる資格はありませんが、実務経験を積んだうえで取得可能となる「造園施工管理技士」や「造園技能士」は一定の能力を示すものとなります。造園施工管理技士は、国土交通大臣の指定を受けた全国建設研修センターが実施する「造園施工管理技術検定試験」に合格することで、また、造園技能士は、厚生労働省が定めた実施計画に基づき各都道府県が実施する「技能検定試験(造園)」に合格することで取得できます。
庭園設計にあたっては、設計、測量、土木、建築などの知識・技能に加えて、樹木や草花、土壌、農薬など園芸に関すること、日本庭園からイングリッシュガーデンに至るまでの庭園文化、美観や環境など公共スペースに対する配慮、デザインセンスなど、幅広い知識や技能が必要とされます。
庭園設計士自ら現場で作業をすることもありますが、実際の作業は造園士、庭師、植木職人と呼ばれる職人によって行われます。ちなみに、植木職、造園士として働いている人の数は2000年の国勢調査の時点で12万3978人。また、造園士の収入は、平均日当にして1万4000円。成りたての職人の場合は月収20万円前後で、現場を仕切れる監督になった30代後半で30〜35万円。これにボーナスが加わり550〜600万円というのが現場監督の年収になるようです。(※1)
※1『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp46
「庭園設計士」に関連する本・DVDなど。この職業について詳しく知りたくなったら、本を読んで調べてみよう。