動物看護士

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動物病院などで獣医師のアシスタントをする。診察や手術の助手のほか、血液や糞尿検査、飼い主へのしつけ指導など仕事の幅は広い。場合によっては受付や会計、院内の清掃なども担当する。10年ほど前までは中学や高校を卒業した後、直接動物病院に就職し、実践で技術を学んでいくことが多かったが、現在は専門学校で技術を学んだ後、学校の紹介などによって就職するのが一般的だ。資格は必要ないが、いくつかの民間団体が、アニマルヘルス・テクニシャン、ベテリナリー・テクニシャンなどの呼び名で資格を発行している。体力や動物を愛する心はもちろんだが、飼い主に対してペットの病気をわかりやすく説明する力が必要だ。かつては獣医師がひとりで開いている動物病院も少なくなかったが、現在は動物看護士をおいている病院がほとんど。ペットの高齢化が進む今後、専門知識を持った動物看護士はますます需要が高まると思われる。

<< 編集部の職業解説 >>

動物医療の場で、動物を看護する看護士のことを一般的に、動物看護士、または獣医看護士、アニマル・ヘルス・テクニシャン(AHT)などと呼んでいる。獣医師の診察や治療をサポートするのが主な仕事で、病院内の受付や清掃だけでなく、手術の準備や薬の準備、診察・手術のサポート、入院中の動物達の世話などもその仕事に含まれる。専門的な知識が必要な上、飼い主との応対などもあり、仕事としてはかなりハードな部類に入る。職場によってはグルーミング(ブラッシングやシャンプー、歯・爪・耳の手入れなどの美容)も行うこともある。動物看護士には、いくつかの団体による民間資格は存在するが、国や公的機関が発行する免許や資格は存在しない。動物看護課程のある専門学校などで勉強して動物病院に就職するというのが一般的だ。

正確な数は不明ですが、現在、第一線で働く動物看護スタッフの数は、全国で7000~9000人程度といわれています(※1)。ちなみに、総務省の調査(※2)によれば、2004年時点で獣医業を営む事業所の数は全国に8443ヶ所あり、従業員数は3万5276人となっています。

※1『つくにはBOOKS No.2 2006年版』さんぽうよりp18
※2「平成16年 サービス業基本調査」総務省統計局

◆動物看護士の初任給は13~18万円前後。(※1)

※1『つくにはBOOKS No.2 2006年版』さんぽうよりp18
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

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