動物園の飼育係

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動物の世話、繁殖や種の保存などの研究、施設の維持や客に対する配慮まで、動物と人が快適に過ごすことができるようにさまざまな仕事をする。採用基準はそれぞれの動物園によって違うが、獣医、畜産、農業など、動物に関わる学校で勉強することが必要といえる。そうした学校から紹介を受け実習を行い、就職につながるといった場合もある。採用は公務員として採用する公的施設を除き、欠員補充の場合が多い。サルやクマ、鳥類などの専門の動物園もある。就職してから2年以上の経験を積み、飼育技師認定試験に合格すると一人前ということになる。飼育係はものをいわない動物の心を読み取り代弁する仕事なので、動物が好きなだけではなく、コミュニケーション能力や広報・教育的な観点、人間に対する愛情がある人が望ましい。

<< 編集部の職業解説 >>

動物園内で飼育している動物の世話をする。具体的には、動物の健康状態をチェックしたり、快適に過ごせる環境を整備するため、園舎の掃除などを行う。また、動物を観察・研究し、種を保存するために繁殖を助けることも重要な業務。これらを行うには担当する動物の習性や生態を十分に理解することが大切だ。この他にも、見学客に対する接客業務や広報業務、園内イベントの企画・運営などの仕事もある。繁殖計画や病気予防策などを策定可能な獣医学の専門知識を持っていれば、より貴重な人材として活躍できる。

日本動物園水族館協会に加盟している動物園は、2005年3月時点で全国に92園。これらの動物園で働いている飼育員の数は約1,800人といわれています。ちなみに、総務省の調査(※1)によれば、2004年時点の動物園・水族館・植物園の数は合計で203あり、従業員数は合計で6,834人となっています。

※1「平成16年 サービス業基本調査」総務省統計局

運営を外部委託していない公立の動物園の場合は公務員として採用されます。その場合の給与は自治体の規定に基づくため役所などの職員とほぼ横並びです。民間の場合は動物園により様々ですが、生き物相手のハードワークで朝から晩まで働くため、残業手当がつくことが多いようです。(※1)

※1『ペットと動物の仕事と資格』イカロス出版よりp97

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