現在、活動している作家の正確な数は不明ですが、2000年の国勢調査の時点で3万3600人が文芸家、著述家として働いていました。ちなみに、2003年に新刊として発行された書籍の出版点数は7万5530点。そのうち文学部門だけでも1万2738タイトルにおよんでいます。(※1)
※1『出版年鑑』出版ニュース社より
例えば400字詰め原稿用紙で1回30枚の小説を1年間月刊誌に連載する場合、新人の原稿料が1枚2500円として1回あたり7万5000円、年間で90万円。これが1500円の単行本としてまとまり、印税率10%で5000部売れたとして75万円。原稿料とあわせて165万円程度の収入となります。(※2)。一方で、ベストセラー作家ともなると年収は数千万円から数億円に。その知名度や創作意欲を活かして、政治・教育・文化・芸能活動など、作家の枠を超えて幅広い分野で活躍している人も少なくありません。
※2『作家になるには』ぺりかん社よりp128
作家になるための決まったコースはありませんが、文芸誌などが主催する新人賞に応募したり、知り合いの編集者に持ち込んだりしてデビューを果たすケースが多いようです。また最近では、同人誌でずっと作品を書き続けたり、ホームページ上で公開しつづけていた作品が人気を呼び、編集者の目に留まったりすることも。医師や教師、会社員、編集者など、本職を持ちながら作家として活動したり転職したりする場合もあります。