速記者として働いている人の正確な数は不明ですが、日本速記協会の会員は2005年9月時点で997人となっています。日本速記協会では「速記技能検定試験」の1、2級合格者を1級速記士、2級速記士と認定し、申請により速記士証を交付していますが、2005年度末時点の速記士証交付者総数は2044人となっています。(※1)
※1 日本速記協会ホームページより
◆衆議院速記士補の初任給は約20万3000円。(※1)
◆フリーの速記者の時給1500円程度から。(※2)
※1『天職事典ver.2』造事務所著・PHP研究所出版よりp153
※2『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp171
プロの速記者として働くためには民間の速記学校などで学ぶなどしたうえで、日本速記協会の「速記技能検定試験」の2級以上に合格していることが目安になります。また、国会の速記者になるためには、衆議院および参議院が運営している速記者養成所(本科2年と研修科6カ月)で学ぶ必要があります。しかし、参議院に続き衆議院でも2005年度より養成所の新規募集を中止しています。
1882年に田鎖綱紀という人が発表した「日本傍聴記録法」(田鎖式速記)が日本の本格的な速記の始まりと言われています。帝国議会(現在の国会)が開設されたのは1890年のことであり、以来110余年にわたり議事の内容は速記者によって記録され続けてきました。田鎖式速記は衆議院式と参議院式(当初は貴族院式)に分かれ、また研究が進むなかでさまざな形式の速記が誕生しましたが、現在、衆議院式、参議院式、中根式、早稲田式が4大速記方式といわれています。