現在、活動している映画監督の正確な数を把握することは困難ですが、日本映画監督協会に属している映画監督(テレビドラマ、CMなどの監督を含む)の人数だけでも580人(2004年10月時点)を数えます(※1)。ちなみに、2004年に全国の映画館で公開された邦画の本数は310本でした。(※2)
※1 日本映画監督協会ホームページより
※2 日本映画製作者連盟 資料提供
大監督は別にして、駆け出しの監督で監督料は1本あたり400〜500万円程度といわれています。年に1本撮れればいい方なので、それがそのまま年収になります。ただし、映画製作はその準備や仕込みに何かとお金がかかるもの。そのため、制作の合間にCMなどの仕事をこなすことで年収700〜800万円程度にするというのがひとつのパターンとなっているそうです。(※1)
※1『あの人の年収がズバリ!わかる本』KAWADE夢文庫よりp148
映画監督になるために必須となる資格はありませんが、この道を進めば監督になれるという王道も存在しません。一般には、映像系の専門学校や、大学の映画学科を卒業したのち、映画制作会社などに就職し、アシスタントとして経験を積んでいきます。また、コマーシャルやテレビドラマ、Vシネマに携わったうえで、フィルム映画の世界に転進する人や、タレント・文化人が、独自の経験と感性をいかしてメガホンをとることも珍しくありません。若手監督の登竜門的な映画祭やコンテストも多く開かれ、そうしたチャンスをいかして頭角を現す新人監督もいます。