俳優を生業としている人の数を把握することは困難ですが、日本俳優連合に加入している俳優だけで約2800人にのぼります(※1)。ちなみに、2004年度に映画館で公開された邦画の本数は310本でした(※2)。1本の映画に出演する主要なキャストだけで数十人におよぶことから、いかに大勢の俳優が活動しているか想像できるでしょう。
※1日本俳優連合ホームページより
※2日本映画製作者連盟資料提供
ごく一部のビッグスターを除いて映画は割に合わない仕事といわれます。テレビで稼動すれば月に1〜2000万円も稼げそうな俳優が、3カ月や半年、ひどい時は1年以上も拘束されて1000万円以下ということも珍しくありません。それでも多くの俳優は映画の仕事を「本編」と呼び、いい役の話がくると採算度外視で選んでしまうのだとか。(※1)
※1『これが年収だ!!』長崎出版よりp70
映画俳優になるための決まった道筋や資格はありませんが、著名な俳優の付き人になる方法や、演劇科などがある大学や専門学校で学んだ後、劇団や芸能プロダクション主催の養成所に参加するというコースが考えられます。研修を通して実力が認められたり、また、これとは別にオーディションに合格したりスカウトされたりすることで、正式に劇団や芸能プロダクションに所属することができます。そこでの活動を足がかりに映画のオーディションに参加するなどして出演のチャンスを広げていきます。