為替ディーラー

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異なる通貨の交換、外国為替を扱う。だがそのレートは時々刻々と動いている。たとえば1ドル120円のときに円をドルに換えたとする。その後円安ドル高が進みレートが1ドル130円になった。このとき先ほどのドルを円に換えると10円分得をしたことになる。ただし円高ドル安が進み1ドル110円になると今度は10円分損をしたことになる。こうした通貨の交換(売買)を繰り返して利益を得ようとすることを為替のディーリングという。もともと為替相場が問題になるのは外国に送金をするときや、貿易をするときだった。ところが金融の自由化、国際化とともに、大量の資金が為替の市場にも流れ込み、そこで巨額の利益や損失が生まれることになる。ひとりのディーラーは数十億円、ときには数百億円を自分の持ち分として、外国為替市場に参加する。

相場が激しく動く場合など、ほんの数秒のうちに億単位の損得が発生する世界だ。為替レートはそのときの政治情勢や経済情勢に敏感に反応する。ディーラーにとってこうした情報が不可欠なのはいうまでもない。ところがディーラーがこうした情報だけを元に売買をしているのかというと、どうもそうでもない。為替相場を予想する方法にはさまざまなものがあり、なかには水晶占いを用いている人までいるという。このあたりが「株式市場などより投機性が高い」などといわれるゆえんだろう。なお東京外国為替市場は、銀行を中心に金融機関だけが参加しているインターバンク市場。したがって為替ディーラーは金融機関の社員でもある。商社や輸出入の多い企業にも為替を扱うセクションはあるが、巨額のマネーを扱うスリルを味わいたいなら金融機関に入り、ディーラー志望をアピールし続けること。

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