カメラマンとして働いている正確な人数を把握することは困難ですが、2000年の国勢調査の時点で、6万6412人が写真家として働いていました。ちなみに、総務省の調査(※1)によれば、2004年時点で写真業を営む事業所の数は全国に1万3340軒あり、従業員数は5万4200人となっています。
※1「平成16年 サービス業基本調査」総務省統計局
あるフリーカメラマンを例にすると、商品カタログやモデルのスタジオ撮影が1カット5000円〜、雑誌撮影がページ1万円、卒業式や入学式撮影が1回2万5000円、写真学校での授業で1回8000円など、多岐に仕事をこなして月収は70万円程度。かつては雑誌の仕事だけで月収500万円を稼ぐという商業カメラマンも珍しくありませんでしたが、今では大半のフリーカメラマンの年収は300万円程度ともいわれています。(※1)
※1『他人の給与明細がこっそりわかる本』廣済堂文庫よりp276
写真系の専門学校や、大学の写真学科などを卒業したのち、写真スタジオでアシスタントとして働いたり、新聞社、出版社、制作会社、写真館などに就職します。撮影機材の進化やデジタル化により、技術的には素人とプロの境界が縮まってきました。だからこそ、高度な撮影技術や写真の加工技術を修得していることはもちろん、独自の感性や被写体に対する姿勢など、アーティスト、クリエイターとしての力量がより求められています。