現在大工として働いている人の正確な数は不明ですが、2000年の国勢調査の時点で64万6767人が大工として働いていました。
◆民営の事業所で働く大工(調査時平均年齢46.7歳)の現金給与日額は1万3830円。(※1)
◆見習いで工務店に入って日給1万円〜、ある程度腕が認められて2万円。腕のいい大工の場合、月収70〜80万円、年収にして1000万円になることも。(※2)
※1「屋外労働者職種別賃金調査 平成16年」厚生労働省より
※2『これが年収だ!!』長崎出版よりp111
学校卒業後、建設会社や工務店に就職するか、知人の紹介等で棟梁に弟子入りし見習いとして働き始めるのが一般的。専門学校や職業訓練校の建築大工科などで知識や技術を身に付けることもできます。必ずしも資格は必要ありませんが、「建築大工技能士」は一定の能力を示す証しとなります。取得するには実務経験などの受験資格を満たした上で厚生労働省が定める技能検定に合格する必要があります。また、規模の大きい木造住宅の設計や工事管理まで行うには2級建築士や木造建築士の資格が必要です。
一般に大工の親方を指す「棟梁」とは、家の構造上重要な「棟」(むね:屋根の一番高い部分)と「梁」(はり:屋根や建物を支えるよう横に渡した木材)からできた言葉。建築現場には、大工のほか、とび職、左官、板金工、建具工、内装、電気、水道などさまざまな仕事に関わる職人が出入りします。棟梁は、これら職人をまとめ、工事が計画通り進むよう管理、監督する役割も果たすのです。