中学校・高校教師

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中学・高校の教師は教科担任制で、教員資格も教科別になっている。そのため、教育学部でなくても、専門科目と教職の単位を修得すれば資格を取ることができる。教師になるには、公立の場合、各都道府県の教員採用試験に合格して採用を待つ。次年度の生徒数や退職教師の数が確定するまで待機が続き、欠員が生じて採用が決まる。少子化が強まるなか、教員採用数は激減しており、競争率は中学で40、50倍、高校で100倍を超すといわれている。30人学級が行われるなど大きな教育改革がないかぎり、厳しい状態が続くと見込まれる。私立の場合は小学校教師と同じく、各校独自の採用が行われる。一部の都県で私学協会の教員適性検査が実施されており、参考にされている。面接では、担当科目への愛着の強さが好感を呼ぶようだ。大学教授や卒業生に推薦や紹介をしてもらう場合も多い。近年は、公立、私立ともに、社会人の対象枠を拡大したり、スポーツや芸術分野で優れた人を採用するなど、個性豊かな資質を持った人を採用する傾向が強まっている。教育現場が荒廃するなかで、生徒との信頼関係を築く豊かな人間性が求められる。

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のそれぞれに解説があります。

2004年度時点の中学校教員数は24万9794人。同時期の中学校の生徒数は366万3513人なので生徒14.7人に対して先生1人という割合。ちなみに、中学校教員の男女比は5.9対4.1で、男の先生の方がやや多い。一方、高校教員の数は25万5605人。生徒数は371万9048人なので生徒約14.5人に対して1人の割合。男女比は、7.3対2.7で、男の先生の方がかなり多い。(※1)

※1『文部科学白書2004』文部科学省より

◆高校教諭(大卒)の平均初任給は月額21万8170円※1
◆高校教員の平均給与額は、平均年齢43.4歳で44万5000円。※2
◆中学校教師の平均年収は、公立で約746万円、私立で約857万円。(※3)
◆高校教師の平均年収は、公立で約761万円、私立で約873万円。(※3)

※1『平成16年 職種別民間給与実態調査』人事院
※2『賃金構造基本統計調査 平成16年』厚生労働省
※3『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp37
勤務地、経験年数などにより大きく異なります。

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