• 染織

  • 編集部の職業紹介

 

どんな仕事なの?

着物地の染色を行う専門家を染色家という。布地の柄をデザインし、手作業で色付けして染色する。日本の伝統的な染色技法には、型染、友禅染、ローケツ染、しぼり染などさまざまな伝統技法で絞り染めたり、描き染めたりといったものがある。「染め」でありながら「描く」といったテクニックやセンスも要求される世界である。最近では着物だけにとどまらず、広くさまざまな分野からも需要が高まっており、繊細で微妙な色彩の染め物が親しまれるようになっている。昔からの日本の伝統は消えることなく、むしろ染め物の技術は世界からも注目されている。1日でできる仕事ではないため、地道な努力が必要だ。

何人くらいの人が働いているの?

経済産業大臣指定の伝統的工芸品のうち、織物については結城紬、西陣織など33品目が、染色品については加賀友禅、京友禅など11品目が指定されています(2005年9月現在)。これらの産地組合に属する企業数は合計で約5000軒、従業員数は約4万人、また伝統的工芸士(「お仕事豆知識」参照)の数は約1600人にのぼります(※1)。このほか、染織に関する伝統工芸は日本各地にあり、それらに携わる人も大勢います。ちなみに、伝統工芸以外も含まれますが、2000年の国勢調査の時点で5万1896人が織布作業者として、また3万9676人が染色作業者として働いていました。
※1 伝統的工芸品産業振興協会ホームページより集計

どうしたらなれるの?

美術・工芸系の大学や専門学校、職業訓練校の染織コースなどで染織に関する基礎的な知識や技能を身に付けた後、産地の工房などで働きます。ひと昔前のように、作家や職人のもとに若いうちから弟子入りして住み込みで修業を積むというケースは減ってきているようです。

どんな資格が必要?

日本各地にある伝統工芸のうち、実用性、技法、歴史、規模など一定の要件を満たしたものを経済産業大臣が「伝統的工芸品」として指定していますが、その数は2008年8月時点で210品目に及んでいます(※1)。これら伝統的工芸品の製造に産地内で直接従事し、かつ12年以上の実務経験を有している現役の職人には、伝統的工芸品産業振興協会が実施する「伝統工芸士試験」に合格することで伝統工芸士の称号が与えられています。2008年2月現在、伝統工芸士の登録者数は全国で4671人(うち女性が544人)にのぼっています。(※2)
※1 伝統的工芸品産業振興協会ホームページより
※2 日本伝統工芸士会ホームページより


 

編集部からの情報

「染織」に関する役立つ情報を「13歳のハローワーク公式サイト」編集部よりお届けします。

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