みくさん、こんにちは。
ご指名にあずかり、光栄です。
私のニックネームのことは、気にしないでください。
この『13歳のハローワーク』ホームページでも、みくさんと同じ間違いをされる方、結構いらっしゃいますから……。


「考えた結果、公立の普通科に進路を決定しました。」

そうですか。それでは、区切りもついたので、頑張れますよね……。


「音楽の専門家の所で勉強していた」と書いておられましたが、専門家というのはピアノ教室や楽器の教室の先生のことですか？

これは、私の知人の高校時代のことを書いたわけですが、私の大学時代も同じでした。

私の知人は、高校普通科から東京にある私立の有名音楽大学に進学した方です。
彼は、少なくとも高校時代から、プライベートな時間に“個人的に”音楽の専門家のところで勉強していました。
音楽大学では声楽専攻でしたので、少なくとも「声楽」と「ピアノ」はプライベートレッスンは受けていたと思います。

私の場合は、大学教育学部小学校教員養成課程に入学してから、音楽専攻に決めたので、音楽各方面の実力ゼロからの出発でした。
今から考えると、めっちゃくちゃな無謀さですね。
音楽的実力が全くないこととレッスン料を稼ぐためのアルバイトのために、時間が全く取れず、プライベートレッスンの「声楽（卒業演奏会は声楽と決めていたので…）」と「ピアノ」は学校の授業の予習を中心に行っていただきました。
二十歳過ぎてからバイエルから始めたので、ず～～～～～っと、1日8時間ぐらいピアノの個室にこもって練習していました。
ですから、あんまり、大学時代に友人と遊んだ記憶がありません。

以前にも書きましたが、「音楽を学ぶ」ということは、実にお金がかかることです。
私の場合、「歌うことが好きだから」と自分の実力を考えずに、無謀に突き進んだために、親には迷惑をかけました。
あの頃、『13歳のハローワーク』があったら、「実力を考えろ」と“冷静に”おっしゃっていただく大人の方がいて、そのために違う道を歩むことになったかもしれないですね。


みくさんの場合、高校普通科ということからして、大学受験対策としても、その後の音楽的力量を高めるためにも、私個人としては、あなたが将来行いたい楽器を中心にプライベートレッスンを受けた方がよりよいと思います。「ピアノ」は必須です。
ただ、お金がかかること。
親御さんに自分の夢を話してみましょう。
それぞれのご家庭には、経済的な面も含めて、いろいろな事情があります。
あなたから、一方的に「夢」だけ話すとしたら、それはどうかなぁ……と思います。
いけちんおじさんの、苦い経験からの思いです。