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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.3005)

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もっと教えて!フォーラム 質問 地球温暖化

2007/12/26 03:37  空海さん[中学生・男]

[Q]  地球温暖化対策をするには、どのような仕事に就けばよいのですか?
 地球温暖化を救える最もよい仕事は何ですか?
 お忙しいでしょうが、詳しく教えて下さい。

2008/01/26 12:09  空海さん[中学生・男]
[A.14]

 ありがとうございました。
 お互いがんばっていきましょう。


[A.13]

空海さん、補足説明をありがとうございます。
質問の意味は、よくわかりました。

しかし、「地球温暖化対策をボランティアで行っている規模の大きなところ」……は、私が答えるのはどうなのかな……。
なぜなら、空海さんのイメージと私のイメージが合わない可能性が大きいからです。

私は(前にも書きましたが)、地球のために「まず自分ができること」を精一杯したいと思っています。
それに、たまたま仕事の関係で、中央や地元の行政や環境保護団体などと多くの連携をさせてもらっていますが、団体として大きいところ、小さいところ、いろいろなところがあります。
大がかりなことをするところ、そうでないところ、いろいろなところがあります。
それぞれが頑張っています。それゆえ、私は「規模の大小」で考えることがあまりありません。

そんな私が「規模の大きさ」で考えるとしたら……私は、世界で一番大きな環境保護活動は「戦争をしないこと」だと思っています。
破壊と憎しみと環境面においても将来への悪影響しか生み出しません。

「グリンピースジャパン」に感動したとのこと。
私は本で読んだ程度しか知りません。
(確か、『環境社会検定試験(eco検定)公式テキスト』だったかな?。)
空海さんの方で、「グリンピースジャパン」に直接問い合わせてみてください。

25歳以上も違う私達ですが、お互い頑張ろう!。


2008/01/08 12:35  空海さん[中学生・男]
[A.12]

 ありがとうございました。回答が遅くなってすみません。
2つ目の質問は、「ボランティアで環境問題に取り組んでいる団体を教えてほしい」ということです。そしてその内容は、「地球温暖化対策」のようなもので、規模の大きいボランティアということです。「民間的」とは、「ボランティア的」ということです。会社とは関係ありません。不十分な説明ですみません。
 また、いけちんさんのように「環境 団体」と検索してみました。そこに出ていた、「グリンピースジャパン」が感動しました。「グリンピースジャパン」は、社員全てがボランティアで活動をやっているのですか?


[A.11]

1つめの質問は、この『13歳のハローワーク』HPに全て載っているので、そちらをまず見てください。
http://www.13hw.com/name/#ha

2つめの質問「民間的に環境問題に取り組んでいる機関の例を教えて下さい。国際的なものでも、ボランティア的なものでもよいです。」の回答は、難しいです。
なぜなら、ものすごく数が多いからです。
試しに、インターネット検索で「環境(スペース)団体」と入力して検索してみてください。
また、空海さんの言う“民間的”とは具体的にどういう範囲・方向を意味するものなのかがわからないから、ということもあります。
民間会社がやっていることも“民間的”ですよね。


2007/12/30 16:09  空海さん[中学生・男]
[A.10]

 回答が遅くなってすいませんでした。
 はんがんさん、いちけんさん、詳しい解説ありがとうございました。
 現在、どの仕事に就いても「環境」に結びついていくのですね。
 いちけんさんには「国連職員」と「環境省」を進められましたが、僕には弁護士があっているような気がします。活動内容が具体的に分かるし、活動内容が広い気がするからです。
 弁護士となって環境問題に取り組む場合、原告を「自然」にして議論をすることもできますしね。
 しかし、裁判官や検察官、司法書士、行政書士、弁理士と弁護士の具体的な違いが分からないので教えて下さい。
 また、民間的に環境問題に取り組んでいる機関の例を教えて下さい。国際的なものでも、ボランティア的なものでもよいです。
 よろしくお願いします。


[A.9]

いけちんです。

空海さんの「誰でも受験できる環境社会検定試験(eco検定)の法律版試験・資格はないか?」 という意味です……を受けて、私なりに調べてみましたが、それに該当するものは見つけられませんでした。

次の「どれが“最も”人と環境のためになる仕事なのでしょうか?」という質問ですが、その回答は私には“不可能”です。
はんがんさんが書かれたように「いろんな分野からこの問題に取り組むことができます」であり、私も書いたように「どんな職業でも環境保護に直結する時代」なのです。
“最も”と尋ねられても、答を用意できません。
ただ、空海さんは難関大学にチャレンジできるほどの学力を持っていて、法律的な方面に強い関心があるようなので、話は戻りますが「国連職員」や「環境省」などが合っているのかもしれません。
ただ、「国連職員」や「環境省」でも“法律的な仕事”ばかりでなく“現地で多くの人の話を聞き、実際に自分でも体験し、どうしたらよいのか考える”ことがベースになるはずであり、その結果としての解決策の1つとして「法律」をつくったり、運用したりするのだと、私は考えます。


はんがんさんのご回答は、私には「目から鱗」の部分が多々あり、大変勉強になりました。
ありがとうございます。


[A.8]

こんにちは。興味深い内容なのでコメントを寄せます。この問題は生半可に説明すると誤解を生むだけなので、ちょっととっつきにくいかもしれませんが、あなたに理解できると予想する範囲で堅く書いています。

1.弁護士と環境問題
日本で、いわゆる地球環境問題に関して弁護活動を行う能力を持つ弁護士の方は、まだ極めて少数です。。
一方で、地球環境問題は、現行の法律制度の枠の外に様々な課題があるのが特徴です。言い換えると、弁護士がこの問題に関わることができるのは、実はとても狭い範囲に過ぎないということです。この点においては、立法機関(=国会議員)や行政機関(=環境分野の公務員)の方が、より積極的な仕事をする機会が多くなるはずです。
だからといって弁護士の仕事がダメ、というのではありません。弁護士ならではの環境問題に対する活動は、大いに社会に貢献するはずです。世の中には無数の仕事があり、それぞれが何らかの形で環境と関連しています。今はまだ難しいかもしれませんが、「弁護士になって環境問題に取り組みたい」だけではなく、「こういうことをして環境問題に取り組みたいから、弁護士を目指す」という見方ができるように、努力してみてください。

2.環境のために何を学ぶか
たとえば「割り箸は木を無駄に使っており、地球環境を大きく傷つけているから、使ってはいけない」という意見があります。あなたはこれをどう考えますか? 極端に言えば
A)まったくそのとおりだ
B)とんでもないでたらめだ
の二つの考え方がありますが、どちらが正しいのでしょう?
また、地球温暖化は絶対悪のように言われていますが、一方で「長期的に見れば、地球は寒冷化しており、現在程度の温暖化は、環境維持のためにはむしろ必要」という意見が根強くあります。私はこの意見に賛成はしませんが、彼らの主張はかなりのところまで正しいのです。自然がその気になれば、100年間で5度程度の気温変化はいつでも起こりえます。
実は地球環境問題といっても、私達人類がそのことについて知っていることなんて、ほとんど何もありません。その結果、ある問題について、幾つものまったく異なる意見が登場するのが、環境問題の特性です。
その中で、どの意見が問題の本質を正しく表現しているかをあなた自身が見つけるために、勉強する必要があるのでしょう。妙な例えですが、あなたなりの物差しを作るために勉強するのです。
その物差しの最初の基準をどうするかを、よく考えてみてください。あなたが将来大学に進学するなら、それにあった学部を目指すのがいいでしょう。地球環境問題を惑星上の物理現象として捉えるなら、理学系の講座、生命現象との関連性を考えたいなら、生物学系の講座、人の暮らしから考えるなら、経済学または農学…などなど、いろんな分野からこの問題に取り組むことができます。

3.環境問題に正解はない
先に申し上げたとおり、一つの課題に対してまったく異なる意見がいくつも登場するのが、環境問題の特質です。先の割り箸の問題でも、インターネットを探すと山ほど情報が見つかります。そのどれが正しいかを見つけるために、あなたには勉強していただきたいのですが、もう一つ、「環境問題に正解はない」ということもぜひ覚えておいていただきたいと思います。
インターネットにあふれる情報の中で、あなたの考えにあったものがあれば、それが正しいと思いたいところですが、それは間違いです。むしろ、あなたの考えとまったく逆の事を言っている情報を積極的に探してみましょう。その情報のどこが間違っているのか、懸命に考えてみてください。また、あなたの考えよりも優れたところがないか、これまたよく考えてみてください。
その時、どんなことを基準に考えているかを気にしておくと、あなたが将来進むべき道が、少しずつ見えてくるはずです。


2007/12/27 14:33  空海さん[中学生・男]
[A.7]

 二つ目の質問に関しては、「誰でも受験できる環境社会検定試験(eco検定)の法律版試験・資格はないか?」 という意味です。
 不十分かつ雑な質問で申し訳ありませんでした。


2007/12/27 14:29  空海さん[中学生・男]
[A.6]

 詳しい説明本当にありがとうございました。
 いけちんさんの丁寧な説明から、弁護士こそ人間、そして環境を救っていけるのだと思いました。
 僕は確かに、「人を助けたい」「地球の役にもたちたい」と思っていました。しかし、自分の思っていることに気づきませんでした。その思いに気づかせてくださって、ありがとうございました。
 yahooのサイトから、弁護士と環境の関わりについて多くのことを学びました。そして、「弁護士 籠橋隆明さん」のことも読みました。
 自分のことよりも相手(それは人の場合もあるし、生き物の場合もある)のことを考えて、その相手のために一生懸命努力する。一般の人々と同じ立場に立って、同じ気持ちからその人々を影で支える。謙虚に人々と共に戦う。
 このような心をもって生きている「弁護士 籠橋隆明さん」はとてもすばらしい方だと思います。僕もこのような大人になりたいと思っています。
 ところで、弁護士以外にも似たような仕事として、裁判官や検察官、司法書士、行政書士、弁理士、国連職員などがありますよね?どれが最も人と環境のためになる仕事なのでしょうか(もちろん全てすばらしいですが...)?特に、国連職員は、国際的な環境問題を解決するようなイメージが強い気がして、弁護士よりも多くのことを救えるような気がします。
 わがままな質問で申し訳ありませんが、教えてくださいませんか?


[A.5]

空海さんの心の中にある“将来の希望”が、少しわかってきました。
鈍感ですみません。

「人を助けたい」「地球の役にもたちたい」という空海さんの志を、とても眩しく、そして嬉しく思います。

最初の質問
「弁護士として働きながら、環境分野で働くこともできるのか」
についてですが、各種インターネット検索で「弁護士(スペース)環境」と入力して、検索してみてください。
弁護士で環境問題に関わっている方のことが、幾つも載っています。
ちなみにYahoo検索では、
弁護士 籠橋隆明さん - インタビュー - 環境goo
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/ecologue/ecologue12_01.html
が、1番目に載っていました。

2つめの質問
「弁護士のような分野(法律的な分野)でも、「環境社会検定試験(eco検定)」のような学生でも簡単に受けられる試験はありますか?」
については、質問の意味がちょっと私にはわかりませんでした。
「誰でも受験できる環境社会検定試験(eco検定)の法律版試験・資格はないか?」
という意味でしょうか?


2007/12/27 02:52  空海さん[中学生・男]
[A.4]

 詳しい解説本当にありがとうございました。よく分かりました。
 僕は環境の仕事もやりたいのですが、弁護士のような仕事もやりたいと思っています。弁護士ならイメージが持ちやすく、安定しているように感じるから、という理由もありますが、やっぱり、人のためになる仕事だからです。しかし、僕は地球の役にもたちたいと思っています。
 そこで、弁護士として働きながら、環境分野で働くこともできるのかが知りたいです。
 また、弁護士のような分野(法律的な分野)でも、「環境社会検定試験(eco検定)」のような学生でも簡単に受けられる試験はありますか?
 いけちんさんが教えて下さった「環境社会検定試験(eco検定)」はなかなかいいですね。テキストの購入を検討してみます。


[A.3]

空海さん、返信ありがとう。

お礼の言葉をきちんと言える空海さんのような人は、きっと成功します。
期待しています。

「空海さん」っていいですね。
教科書にも出てくる昔の偉いお坊様の名前でもありますが、地球の「空と海を守る」という意味が込められているのかな?。

「東大や京大などの難関大学の中で、説明中にあるような職業に就くためのコースはありますか?」
→この質問への回答は難しいです。
なぜなら、今はどの学部でも“環境に関わろうと思えば”関われる…と思われるからです。
例えば、東大や京大の“法学部”を卒業して「環境省」とか「国連」に入って働く…ことだってありますよね。
同じように“工学部”“理学部”“農学部”、今では“経済学部”を卒業しても、それぞれの分野で環境保護活動抜きには働けない時代です。
“工学部”を出てトヨタのプリウスのような車をつくるとか、“経済学部”を出ていかに環境を守る経済循環をつくるかとか…。
研究者になる道もあるでしょう。
答にならないような答で申し訳ないです。
東京大学、京都大学のHPを、空海さん自身が見てください。
その方が、空海さんのもつイメージと照らし合わせることができると思います。
東京大学
http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html
京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/top.htm

ただ、「資格」となると、かえって大学では取れないものもあります。
後で紹介するテキストやHP検索などで「資格」を確認してください。


「また、他の職業をしながら環境保護活動はできるのですか?具体的に、そのような機関にはどのようなものがありますか? 」
→この質問のイメージが、よくわかりません。(ごめんなさい。)
先の私の回答でも書きましたが、「日々の暮らしで、地球が苦しくなりそうなことをまず自分から止めればよい」のです。
他に職業を持ちながら、自分達で環境保護団体をつくったり、そこに入会している人もいれば、環境保護イベントに参加するという人もいます。


「現実的に、そのような職業に就くための道のりがはっきりとしない感じがしてしまうのですが...。」
→どんな職業でも環境保護に直結する時代になってしまって、「これっ!」という職業がかえってわかりずらくしているのだと思います。

そこで、提案。
東京商工会議所というところが毎年2回、全国各地で「環境社会検定試験(eco検定)」というのを行っています。
http://www.kentei.org/eco/index.html
そのテキスト『環境社会検定試験(eco検定)公式テキスト 2,625円(税込)』
http://www.kentei.org/eco/index.html#kyouzai
は、私の目から見て、環境に関するあらゆる分野をとてもバランスよく書かれたわかりやすい本です。
正直、私には苦手な分野もありましたが、「へぇ~知らなかった」というところもありました。
自信があれば、検定試験にチャレンジしてもよいでしょう。
漠然としたままより、こうして「環境関係のいろんな方面を知る」ことをしたら、いかがでしょうか……。
受験勉強や部活動などに支障があるようなら、もちろん無理は言いませんよ。


2007/12/26 14:14  空海さん[中学生・男]
[A.2]

 詳しい説明本当にありがとうございました。
 東大や京大などの難関大学の中で、説明中にあるような職業に就くためのコースはありますか?
 また、他の職業をしながら環境保護活動はできるのですか?具体的に、そのような機関にはどのようなものがありますか?
 現実的に、そのような職業に就くための道のりがはっきりとしない感じがしてしまうのですが...。


[A.1]

空海さん、こんにちは。

地球を救うことに熱い志を持っていらっしゃることに敬意を表します。

まずは、この『13歳のハローワーク』内の関連ページを見てみましょう。
http://www.13hw.com/feature/feature02/02_05.html

あと、
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/offer/ichigoichie/
のHPにもありますが、
「当初、環境関連の就職とは、分析、計量のエキスパートを指していました。
しかし、環境就職という言葉が一般化してきた3年ほど前からは、環境・CSR関連の職種が大幅に広がりを見せ、止まることを知らないようです。
新エネルギー、グリーン調達、CDM、生物多様性、ROHS指令対応、企業の環境・CSR経営、環境教育など、環境に関する専門的な仕事は、年々、いや毎月のように増え続けています。」
というのが現状です。

地球環境についての職業は、以下のHPを参考にしてください。
インターネットで検索すれば、もっともっとあろうかと思います。
http://shingakunet.com/job/select/nc120.html
http://www.yagle.jp/

環境関係の職業人(プロ)でなくても、地球温暖化対策に参加できます。
日々の暮らしで、地球が苦しくなりそうなことをまず自分から止めればよいのです。
また、環境関係の職業人(プロ)でなくても、自分の職場の職務として環境関係のことをする場合もあります。
私は、自分の勤務校の(同僚向け)環境教育推進委員会チーフと(高等部生徒向け)環境3R委員会の担当をしており、中央や地元の行政や環境保護団体などと多くの連携をさせてもらっています。
4年目ですが、今ではいろんな方と知り合いになりました。