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回答・コメントする(No.3686)
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法学部卒業した後に経営コンサルタントになれますか?
[Q] こんにちは。
将来についてすごく迷った末に、「経営コンサルタント」という職に出会いました。
調べてみると、中小企業診断士という資格を持っていた方がコンサルティング会社への就職にはかなり有利で、その資格の試験では経営についての専門的知識が多く問われる…ということが分かりました。
しかし、私はまだはっきりとした「経営コンサルタントになりたい!」という意志がありません。というのも、私は法律に興味があり、法学部に進学したいと思っていたからです(別に弁護士とか検察官になりたいというわけではありませんが)。
そこで質問です。経営コンサルタントになるためには(≒中小企業診断士の資格を取るためには)法学部卒では難しいのでしょうか。やはり経営学部に進学すべきなのでしょうか。
佐久間さん、Milmilさん、回答ありがとうございます。
>>佐久間さん…「経営」と名の付くこの職業にとっても、法律の知識はとても重要なのですね。それから、弁護士という立場でも会社経営にかかわることができる…はじめて知りました。とりあえず今は法学部を目指して頑張ります。
>>Milmilさん…法律を学ぶときにはその中でも専攻する分野を意識して勉強した方がいいのですね。参考になりました。また、中小企業診断士は学部によって有利不利はないという情報は大変役に立ちました。あまりインターネットとかで調べても情報源が少なかったので…。これで安心して(?)法学部を目指せますが、それでも一応経営についての学問も学べるような大学を目指したいです。
お二人とも貴重なアドバイスありがとうございました。

すみません、追加します。
中小企業診断士を取得するためにどの学部が有利かという質問ですが、どの学部でもかまわないと思います。極端にいえば、別に文学部でも芸術学部でも。大学の勉強とは別に独学でやるのですから、経営学部に入ってもなかなか取れない人もいるでしょう。要は自分がその資格試験をどのように取り組むかということだと思います。

HiRariさん こんにちは。
法学を専攻して必ず経営コンサルタントになれるとは言い切れませんが、経営コンサルタントを目指すための一つの道として法学を専攻することは間違っていないと思います。
法律を学んだ人にむいている職場は、
・弁護士事務所
・会計士事務所
・企業の法務部、コンプライアンス部
・投資銀行のコーポレートファイナンス部門
・経営戦略ファーム
(もしわからない言葉があれば、インターネットで検索してみてくださいね)
などになると思います。弁護士事務所はわかりますが、なぜ会計士事務所かといいますと、ここ十数年以来、PWCなどの米系会計士事務所ビッグ4では、従来の会計士の仕事以外に、企業向けのM&A提案や新規上場の引受けなど、証券会社や銀行、投資銀行とかなりかぶっていることをやっているためです。
法律を全般に広く学ぶことはもちろんですが、学部の3,4年あたりになってきたら、法律の中でも自分の専門分野を意識して学ぶよう心がけることがポイントになります。
例えば、離婚問題や相続問題にかかわりたいのか、企業の買収合併や引受けにかかわりたいのか、企業の労務問題に特化したいのか、今後職業人として2年3年と進むに連れて、自分は将来法律のどの分野のプロフェッショナルになりたいのかを、大学時代から意識して学ぶことが重要となってきます。
最近日本経済は元気がないので、海外の中小企業を買収したり、あるいは海外の株式市場に上場して資金調達する日本企業が増えています。今後もこの傾向は変わらないと思います。そんな時に、法律の専門知識プラス、英語や中国語ができれば、就職してから非常に会社に重宝されると思いますよ。ですから大学時代は語学を磨くことも心がけておくとよいと思います。
すてきな夢をぜひ実現させてください。

法学部出身の経営コンサルタントもおおいにあり得ると思います。
会社の経営において、労働問題(従業員の雇用契約や賃金額など)は大きなテーマであり、労働法の知識は大事です。また、会社が経営活動をしていくうえでは、会社法や民法などの法律を前提に進めていくわけで、こうした面からも法律に強い経営コンサルタントは大事なのではないでしょうか。
なので、法律に興味があるなら、とりあえず法学部を目指し、その中で、経営コンサルタントを目指すかどうかを決めればよいのではないでしょうか? 弁護士という立場で、会社に助言をするというのも広い意味での経営コンサルですね。