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回答・コメントする(No.3984)
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ことばの教室の先生について
[Q] こんにちは。
てゅもともうします。
私の地域の小学校には、(ことばの教室)と呼ばれる、
言語障害をもっている生徒が通う教室があるのですが、
ある大学に問い合わせたところ、
そういった教室はないと言われました。
私の地域固有のものなのでしょうか?
また、そのようなところの先生になりたいと思ったら
言語障害の専修がある大学に行った方がよいのでしょうか、
もしくは聴覚、視覚、発達障害など色々な障害への対応を学べる学校に行った方がよいでしょうか。
よろしくお願いします。

てゅもさんへ
中学の教員ですが、前職の関係で知っている情報をお伝えします。
公立学校の言葉の教室の先生という道もありますが、児童相談所などの言語療法士という道もありますよ。子どもや保護者達が訓練に通います。これも、都道府県や政令指定都市の採用試験があります。病院などにも採用があります。
http://www.fukushi-work.jp/job/qual/qual10.html
をごらんください。

こんにちは。
私のわかる範囲で答えさせていただきます。
> 私の地域固有のものなのでしょうか?
”ことばの教室”という名前で呼ばれているのは地域固有かもしれませんね。
公式な名称としては、数年前から”特別支援”学校とか教室などになってます。ですので大学に確認する場合は、附属特別支援学校 という施設を持っているか、あるいは特別支援の先生になりたいのだけれど、とお聞きになるといいと思います。
ちなみに"大学附属特別支援学校”をキーワードに検索をかければ、多数ひっかかってきますよ。
> また、そのようなところの先生になりたいと思ったら
> 言語障害の専修がある大学に行った方がよいのでしょうか、
> もしくは聴覚、視覚、発達障害など色々な障害への対応を学べる> 学校に行った方がよいでしょうか。
職業として選ぶ場合、このあたりが難しいところです。
公立の小学校にある特別支援教室の先生は、普通の先生が、その教室の先生をしてください、と学校や教育委員会に言われて行っております。ほとんどの場合、特別な先生ではありません。
ですので” 先生になりたい”場合は、基本的に教育学部のある大学に進んで教員の資格をとることになります。言語障害のある方の先生になりたい場合も同様ということになります。
この場合、普通に大学生活を過ごすと障害への対応はほとんど学べません。かなしいことに、専門知識を持たずに、特別支援教室の先生をやっている人が意外に多いのが事実です。
しかし、総合大学の教育学部に入学すれば、医学部や看護の授業を受けることもできます。そうすることで普通の先生では学べない”障害への対応”の専門知識を得られると思います。
そのあたりを大学に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
それとは別に、民間で作っている”教室”やNPO法人で作っている団体の場合は、公的資格を必要としないことも多いので、その限りではありません。
また、先にも触れましたが、”障害”についての専門的な知識を身につけたい場合は医学部に進むことになります。が、この場合、教員として生徒に接するのではなく、医者が患者と接することになります。
せっかくですので、よく検討してみてください。

(ことばの教室)と呼ばれる言語障害の教室の先生になりたい
→なかなか回答が難しい質問です。
なぜなら都道府県・政令指定都市が実施する公立学校教員採用試験段階で「通級指導教員」という枠は(おそらく)ないからです。
(ここで(おそらく)と書いたのは、私がそういう枠のある都道府県・政令指定都市をまったく聞いたことがないからです。てゅもさんの方でも、ご自身が受験予定の都道府県・政令指定都市の教員採用情報を確認してくださいね。)
言語障害の専修がある大学に行った方がよいのでしょうか、
もしくは聴覚、視覚、発達障害など色々な障害への対応を学べる学校に行った方がよいでしょうか。
→これは、てゅもさん自身が考えることです。
考えるポイントとして、
①公立学校教員採用試験を突破しやすいか
(合格した「教諭」とそうでない「講師」の待遇が違いすぎます。それはそれで問題だと私個人は思っています。)
②実際に言語障害、聴覚、視覚、発達障害などの方やその教育現場を見たことがあるのか
(無いようでしたら「見学」すればよいと思います。見たことがないことをあれこれ考えるのは、いかがなものでしょうか。)
③県外の大学や卒業後大学院まで進める環境にあるのか
(進学は国公立であってもお金がかかります。私など経済的な理由もあり大学院には行けませんでした。しかし、一度教育現場に立ってから公費内地留学(=「内留」)できたことはかえって良かったと思っています。)
などを総合的に考える必要があると思います。
参考になるかはわかりませんが、
文部科学省HP内の「特別支援学校教員の免許資格を取得することのできる大学」
というHPを紹介しておきます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/07051619/027.htm
ちなみに言語障害教育について、私が内留した国立特別支援教育総合研究所ではこのような紹介をしています。
(内留というのは、お給料をいただきながら集中的に勉強させてもらえる制度です。)
http://www.nise.go.jp/portal/elearn/gengo.html
すみません、質問を立てる場所を間違えました。
実はパソコンが壊れ気味で
キーワード選択のところが文字化けして選択できないんです><;;
くえくえたこらさんから回答をいただきました。
こんにちはてゅもさん
ことばの教室はおそらく通級指導教室のことだと思います。
通級指導教室は簡単にいうと、普通学級と特別支援学級の間のかたちです。
普通学級に籍を置きながら、通級指導教室に通います。
基本は子どもと教師の1対1ですが、少人数での授業も可能です。
発達障害の子どもたちはことばの問題としてあらわれることが多いので、
このような名前がついているようです。
言語障害へのアプローチはもちろんですが、小集団療育のようにソーシャルスキルの獲得に利用することもあります。
私が教育相談を担当していた小学校の通級教室はトランポリンや箱庭などがあり、プレイルームのようになっていましたよ。
通級指導はすべての学校にあるわけではなく、地域ごと配置され、違う学校からでも利用できるようになっています。
通級指導は授業内容の自由度が高く、軽度発達障害の子どもたちの指導をするにはおもしろいと思います。ただその先生の力量(教員の姿勢や専門性)により内容が大きく左右されると感じます。
すみません、具体的にどうやったら通級指導の教員になれるのかは私にはわかりません。
詳しいことはいけちん先生に回答をお願いしましょう。
それから筑波大学なら大六先生、東京学芸大学なら藤野先生の講義がおすすめです。
参照〉http://minna.13hw.com/forum/viewthread/2519/