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回答・コメントする(No.9596)

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もっと教えて!フォーラム 質問 インテリアデザイナーになるには、どうしても理系じゃなくてはいけないのですか?

2011/02/12 00:43  cocoさん[中学生・女]

[Q] 私は、絵を描くのが大好きです。
でも、インテリアデザイナーについての
いろいろな質問を読んでいると、
理系に行かないとなれない、というような
事が書かれていました。
私は本も好きで、どちらかというと文系です。
インテリアデザイナーになるためには、
どうしても理系じゃなきゃいけないですか?

回答よろしくお願いします。

2011/05/10 15:00  hiroさん[家庭教師]
[A.4]

私は大学の建築(デザイン系)を出たものです
インテリアデザイナーになるためには
皆さんのおっしゃられるとおりとても幅広い知識が必要です
個々の分野に関しては専門家がおられますので
お願いすればいいのですが、
それでもある程度は知識がないとその専門家任せになってしまい
最終的にご自身の思ったようにならないということにもなりかねません
そのために幅広い知識が必要です

それらを人生をかけて学びつつけていける情熱がもっとも大切です
仮に大学生活だけをとってみても
経済学部はおろか電気系、機械系などよりもとても時間的にも体力的にも
厳しい生活を強いられます
デザイナーは芸術家と違って常に相手があるものです
単に美しいだけではなく用途があり、それには安全性、耐久性なども
鑑みなくてはなりません

あこがれだけで志望し、挫折していった大勢の方達に様にはなってほしくはありません
情熱を持って望み、人生をかける覚悟を持ってください
場合によっては選択の場面に立てば結婚も諦められるぐらいではないとだめです

「理系」の話から脱線して申し訳ありません


[A.3]

こんにちは。
理系的な理解力がある人は、その強みを活かした
デザインが出来ます。
当然、物理(力学)や化学の得意でない人には出来無い
デザインも可能ですね。

でも、建築やインテリアの世界には
歴史や、文学、芸術など、色々なジャンルに強みを持ったデザイナーが居ます。
基礎的なデザインの力の他に
強みがあることで、個性や特徴につながっています。

また、設計で使われる理系の力は、経験を積んでいくあいだに
身につけられる部分も大いにあります。
学力の向上等は、学生の時だけではありません。
実際理系が苦手であった人でも、
学びを積み上げていけば、一級建築値に合格できるひともいます。
中学生の頃に全てが決まってしまうと言う事はありません。
大丈夫です。
ちなみに、
インテリアデザイナーの資格を取るとして、
建築程の理系の素養は求められていません。
仕事は一人で行うモノでもないし、
必要であれば共同するのです。
あなたの強みを活かしたデザイナーを目指して下さい。
(たとえば、生け花を習っていて花を生けるのが得意な
 インテリアデザイナーも居ます。
 花を生ける空間を上手に設計しています。
 強みとは、こういう事でもよいのです。)


[A.2]

詳しくは、はんがんさんの仰る通りです。

どちらかと言えば、理系文系でくくるよりも、絵を描いたりなにか作ったりすることが好き、
であることのほうが大切なポイントです。

理系でも絵を描くのが上手い人は沢山います。
もちろん、どちらかといえば文系というcocoさんも絵を描くのが大好きなのですから、それに当てはまります。

仕事をする以上は、理系のセンスも文系のセンスもどんな仕事でも必要なんじゃないかしら。と思います。
今は両方磨くようにしてみる時だと思います。

そして、空間を作る仕事なので、なにもかもが勉強になります。
理工学系な知識が必要にになる日はきっと来ます、とことん調べる事が出来て
それを楽しむ事が出来る基礎学力を十分やしなってください。

絵も彫刻も建築も、古今東西、たくさん沢山良いものをみてください。
すてきなデザインの家具や空間を見たら、スケッチブックにかいてみてください。
自分の想像でもデザインしてみてください。

素敵なデザインをして、それを作って、人の役に立つ人間になるのだと、
意識して勉強や生活をすることが大切だと思います。


[A.1]

こんにちは。たまたま現在間接的にこの分野を対象にした仕事をしていますので、分かる範囲で簡単にコメントします。

あなたにとってインテリアのデザインと言えば、たぶん「こんな形の家具をおけばかわいい」とか「壁の色はこういうのがいい」というところに興味があるのではないか、と思います(違っていたらごめんなさい)。確かに、ここを取り上げると、インテリアデザインは感性とか美的センスという部分に多くを頼るように思えますし、実際ある程度はその通りです。
ただ、インテリアにはもう一つ重要な点があって、たとえば「この家具はかわいいけど、ちゃんと家具としての役割を果たすのか」とか、「この色を出せる塗料には鉛が入るんだけど、これは住宅用に使えるのか?」といった部分をクリアする必要があります。例えば、いくら見た目がよくても、強度が不足して座ることができない椅子なんて、家具としての存在価値はゼロです。中には「置物」として買ってくれる人がいるかもしれませんが、それはもはやインテリアではなく、芸術作品に近くなります。実際にはこの他にもいろいろ考慮しないといけない事があるのですが、中学生のあなたが最初に触れるには、この程度で十分だと思います。
こういうことを考えるためには、ある程度あなたの言うところの「理系」的な知識が必要です。優れたインテリアデザイナーの皆さんは、ほとんど全員がこういう部分の勉強をされている事も事実です。
もっとも、たいていの場合、この種のデザインは共同作業です。仮にあなたに不足している部分があれば、他の人に補ってもらう事も可能でしょう。そういう事も覚えておいてください。
個人的には、少しでいいから物理とか工学といったことに興味を持っておく(必ずしもきちんと学ぶという意味ではありません)と、いろいろプラスになる事が多いはずです、と申し上げておきます。