HOME > 特集記事 > 13編集部 シリーズ特集 > 社会人から中高生に贈る231のメッセージ
“もっと教えて!フォーラム”がスタートして6ヶ月、将来を考え始めた子どもたちや就活中の学生、社会人の意見交換の場としてたくさんの方々に参加していただいています。
これまでに寄せられた回答を振り返り、多かったご意見や印象的なメッセージをご紹介します。たくさんの素敵なメッセージ、ありがとうございました!
※メッセージは原文の一部を抜粋の上、掲載させていただきました。
[INDEX]
いい大学に入ることがそのまま充実した人生につながるわけではありません。学歴社会の否定論の一方で、高学歴が条件となる職業があるのも確かです。13歳に「大学に進むことって、どんな価値があるの?」そう聞かれたら、あなたは何と答えますか?

今の大学のカリキュラムでは確かに研究に没頭できるようなものでは無いかも知れませんが、設備や資料などを考えてみれば大変に素晴らしい環境が整っているのも事実です。修士課程、博士課程も考えればいくらでも自分の研究したいことを続けられますよ。(カンパネルラさん)
大学に進むということは、やはり何かより専門知識を増やすことが大前提にあると思います。専門知識をつける、そしてその過程を大切にする。これが社会に出るためのいわゆる「バネ」になるのだと思います。(まいペースさん)
就職活動での「新卒」って、ものすごーーーーーーーい威力を発揮するんですよっ!素晴らしい肩書きです。(れれさん)
大学とか大卒を社会的に実感するのは、やはり就職活動のとき。資格の一種のようにも思います。(パトさん)
社会人になると、自分で自由に使える時間は、そんなにいっぱいはありません。自分で選んだ4年間の過ごし方は、何かをその人に与えてくれると思います。(ランチアさん)
大学って今から考えると、人間の方向性を決める場所だったかなぁと思います。一生付き合える友人を作ったり、死ぬか生きるかの悩みを持ったり、恋愛でバタバタしたりと、人生の中で一番凝縮された密度の濃い時間をすごせたと思います。自分の人生に影響を与える何かが眠っている場所だと思います。(フジヤンさん)

大学では、日本全国から集まってくる同世代を中心とした人と、知り合う機会が多いことは事実です。また、そのときのつながりが自分のその後の人生のなかで、転機をもたらすこともあります。(タネマキさん)
大学に行くことの一番の意味はコネクションに尽きると思います。大学時代までの友人・知人関係は社会人になってからでは得がたいものがあります。……それは、損得勘定無しに付き合えること。社会に出てからの人間関係はその大半が仕事を通じて出会う人ばかりです。その根底には、発注者、受注者の関係があり、金銭上での関係がベースになります。
(たけしさん)
ただの通過点だし、選択肢の中のひとつだよ。大学に行くことそれ自体が目的じゃないんだよね。何かやりたいことがあって、それを達成するために必要なら行けばいい。(わんこ仮面さん)
大学受験の勉強をしていると、受験戦争、受験ゲームそのものに熱中し、「受かること」すべてが目的になってしまいます。そうなると希望の大学に「受かった」としても、また「受からなかった」場合はより一層、次の目標が見えなくなります。これから大学を目指すみなさんには、大学に入ることそのもの目的にするのでなく、漠然とでもいいので、社会に出てこんなことがしたいという目標を持ち、その学びの場と仲間作りを目的にして、大学に挑んで欲しいと思います。(代田昭久さん)
充実した仕事と向き合い、仕事を大切にする生き方を選ぶ大人ほど、子育ての時間は限られているのが現実。13歳の子どもに「仕事と家族、どっちが大事?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

家族はかけがえのないものなんです。仕事は失敗して例えクビになっても、やり直せばいいんです。でも家族はそうはいきません。失ったら元には戻らないんです。(SoUさん)
仕事は自己実現と生活の為。平均寿命を80歳として、働けるのは約40年間。でも家族とは一生です。社会の原点は家庭にあります。(ハロワのおやじさん)
もしも、仕方なく残業となってしまい、こどもからそんなメールが来たら迷わずそう答えます。「すまん、今は仕事だ」。本当は「家族よ」と言いたい。しかし、責任を持って働いている以上我慢しなきゃいけない。だから「今は譲れない」。13才なら遊びに出かける前に「遊びと家族とどっちが大事なんだ」と言ってやるぞ。(りろりろさん)
仕事も家庭も人生を豊かにしていくための場ですから、切り離して「どちらが大事」というものではありません。本当に仕事を楽しんでいる人は家庭も充実しているはずです。子供にとって目標になるべき社会人の身近な見本です。(アドミッション・オフィサーさん)
僕には、どっちが大事かという選択はできませんし、選ぶことなどしたくありません。みんな大事、だからみんな守りたい。何もかもを大切にしたい。そういう気持ちでいいんじゃないかな。(のりさん)
大事なのは、もちろん家族ですよ。お父さんもお母さんも決して、子供達をほっぽってるわけではなく、仕事に追われてしまってるのも現実。仕事が忙しくて、旅行の約束や遊びの約束を破ったとしても、大目に見てやって下さい。そして、また約束の日を相談して下さいね。そうすることで、お父さんもお母さんも癒されて、バリバリ働けますから。(オーガニックさん)
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