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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.2519)

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もっと教えて!フォーラム 質問 発達支援センターについて

[Q] こんにちは。
私は今 進路にとても迷っています。
理系に進んだのですが、来年のクラス編成のために、文転するかどうかの調査が行われています。

私は、将来こどもと関わる仕事がしたいなぁと思っています。
とくに、障害児について触れる機会がありきょうみがあります。
でも こどもと関われる仕事っていっぱいありますよね?

悩んでいるというのは、悩んでいる仕事が文系と理系、反対のところにあるからです。

文転するとしたら、養護教育、心理学などの勉強ができる学校を考えていて、このまま理系で進むとしたら、医学部や看護学科をかんがえています。

私が一番やりたいことは子ども、障害児のカウンセラーや診断、テストをしたりすることです。
発達支援センターでの仕事にあこがれています。

発達支援センターでしごとをしているのは、おそらく臨床心理士の資格を取った方だと思うのですが、臨床心理士は仕事が定着しておらず、資格試験も非常に難しいモノだと聞きました。
子どもと関われる仕事だけに限らないようですし・・・


発達支援センターの仕事について教えていただけないでしょうか??

[A.14]

いけちんさん、お返事ありがとうございます。
あたらしくスレッドたてます!!^^

くえくえたこらさん、コピーの許可ありがとうございます。
たこらさんのアドバイスのおかげで、
私の中でずーっと悩んでたことがすっごくきれいにまとまりました^^

本当にありがとうございました!!!


[A.13]

こんにちは てゅもさん

すみません。
私も初心者なので、てゅもさんとのお話に夢中になってルールを忘れてしまいましたね。
コピーしていただいてもかまいませんよ。

医療・福祉を選択するなら、資格取得は絶対条件ですが、教育なら専門性を深めたほうがいいように思います。

(福祉・医療は採算が関係するため、報酬がとれる資格を持っているかが重要となりますが、教育は状況が違うように感じます。教育は教員として採用されていれば、本人が希望さえすれば学ぶチャンスは医療・福祉よりずっとあると感じるのです。)

『臨床心理士はこれからニーズが増えていく』と書かれている職業紹介に疑問を持ってもらえてうれしいです。自分の職業を若い人たちに勧められないのは悲しいですが、これが臨床心理士の現実です。

お話できて楽しかったですよ!!


[A.12]

そこで、スレッド立て直したときに
せっかくくえくえたこらさんからアドバイスいただいたので、
アドバイスをコピーして回答として乗せたいのですが、
かまわないでしょうか?

→それ、いいですね。
他の参観者も、助かると思います。


[A.11]

くえくえたこらさん、
お返事ありがとうございました。

通級指導教室という言い方をするんですね。
大学にそうやって問い合わせてみたいと思います。

通級学級にはトランポリンや箱庭が設置してあるところもあるなんて驚きです!!

大学の先生のお薦め講義もありがとうございます!
具体的なオススメの講義の情報って、どうしても田舎ッ仔の私の所には入ってこないので(笑)
凄く参考になりました!!
是非参考にさせていただきます!!


いけちんさん、スレッド立て直しのアドバイスありがとうございます。
ここの利用の仕方をまだしっかり分かっていないので、
アドバイスいただけて初めて知ることばかりです。
スレッド立て直しますね。
おしえていただけて助かりました=3

そこで、スレッド立て直したときに
せっかくくえくえたこらさんからアドバイスいただいたので、
アドバイスをコピーして回答として乗せたいのですが、
かまわないでしょうか?


[A.10]

上記の質問については、「新しい質問に書き込む」にした方がよいと思います。
理由は、てゅもさんの当初の質問『発達支援センターについて』からかけ離れているからです。
このHPは公開されているわけで、多くのみなさんがご覧になっています。
多くのみなさんは『発達支援センターについて』というタイトルから訪れているのであり、その方々のためにも、新しい質問をされる時はページを変えた方がよいと思うのです。


[A.9]

こんにちはてゅもさん

ことばの教室はおそらく通級指導教室のことだと思います。

通級指導教室は簡単にいうと、普通学級と特別支援学級の間のかたちです。
普通学級に籍を置きながら、通級指導教室に通います。
基本は子どもと教師の1対1ですが、少人数での授業も可能です。

発達障害の子どもたちはことばの問題としてあらわれることが多いので、
このような名前がついているようです。
言語障害へのアプローチはもちろんですが、小集団療育のようにソーシャルスキルの獲得に利用することもあります。
私が教育相談を担当していた小学校の通級教室はトランポリンや箱庭などがあり、プレイルームのようになっていましたよ。
通級指導はすべての学校にあるわけではなく、地域ごと配置され、違う学校からでも利用できるようになっています。

通級指導は授業内容の自由度が高く、軽度発達障害の子どもたちの指導をするにはおもしろいと思います。ただその先生の力量(教員の姿勢や専門性)により内容が大きく左右されると感じます。

すみません、具体的にどうやったら通級指導の教員になれるのかは私にはわかりません。
詳しいことはいけちん先生に回答をお願いしましょう。

それから筑波大学なら大六先生、東京学芸大学なら藤野先生の講義がおすすめです。


[A.8]

くえくえたこらさん、お返事ありがとうございました。

臨床心理士のお仕事もパート捜しから始まるんですね。
介護福祉の仕事みたいに、何かしらの職業経験所みたいなところがあるのかと思っていました。
職業紹介の本などを見ていると臨床心理士は
《今後必要性がとても大きくなる》といったようなことがかかれていますが、
実際どんな面で必要なのかがわからず、
また現状などもはっきり知る機会がなかったので、
くえくえたこらさんのアドバイスではじめて実情を知ることができたように思います。
知り合いの人もたのしいよ~ぐらいしか離してくれませんでしたし(^^;)

それになによりも、
《小学校時代に素晴らしい
特別支援学級や通級指導の先生に出会えることは子ども
たちの財産だと思います。~毎日子どもたちとか
かわれる教師がうらやましかったですよ》
というコメントに
すごく衝撃を受けました。

資格や免許という形として見えるものばかり気になっていましたが、
毎日子どもと関われるということ、それが最前提だなぁと思いました。

くえくえたこらさん本当にありがとうございます。

ところで、私が住んでいる地域の小学校には
〔ことばの教室〕という言語障害のある子どもたちが通うくらすがあるのですが、
ある大学にその教員になることのできる授業があるかたずねたところ、
〔ことばの教室〕なるものは無いと言われました。
私の地域にしかないのでしょうか?


[A.7]

てゅもさん
お返事遅くなりました。
私の知っている範囲でお答えします。

就職先はある程度希望できるのでしょうか?

⇒希望するのではなく、「自分で手に入れる」んです。企業へ就職するように求人票をみて、応募するような形で就職することは公務員以外にはめったにありません。ほとんどが口コミでパートを探し、そこで経験を積んで、評価をされればなんらかのかたちで正職員として就職することが多いです。臨床心理士は「臨床=現場での活動」ができなければいくら資格をとっても意味がないのです。そのため、安い時給やパートでもとにかく職につき、経験を積むんです。ドラマで描かれる臨床心理士の姿は華やかですが、実際はまったく違います。“必要性が低い職種”ですから、求人数は少なく条件も悪いのです。そこで自分の専門性が見いだせなければ正職員の話がなく、ずっとパートの可能性もあります。反対に言えば、しっかりとやれば好きな分野につけるということです(これは臨床心理士だけの話ではありませんね)。



教員になるための勉強に臨床心理士になるための勉強、二兎追う者一兎も得ず、になってしまいそうですね。

⇒教員免許も臨床心理士も言語聴覚士も結局はただの「資格」です。資格はスタートラインに立つための切符でしかありません。資格試験や採用試験がゴールではないと思いますよ。職についてからでも学ぶことはできます。どんな資格をとるかではなく、「どんな仕事がしたいか」を考えてみてください。



障害児や自閉症児への訓練をできるといいな、と思ったのですが、

⇒私は長く病院の小児発達外来に勤めていました。その経験から話をすると、てゅもさんが希望するような自閉症への訓練は臨床心理士より言語聴覚士のほうが得意だと思います。それに言語聴覚士のほうが国家資格であること、検査をしてもちゃんと診療報酬がとれることなど、身分もしっかりとしています。本音をいうと臨床心理士は身分が不安定で、よほど実力がないと常勤にはつけません。どうしても若くて選択肢がたくさんあるてゅもさんに自信をもって臨床心理士の職を勧めることができないのです。臨床心理士の国家資格化の話もありますが、なかなか前に進まず、私は“生きている間に国家資格化はない”とあきらめています。本当に個人的な意見ですが、自閉症の訓練をやりたいなら、臨床心理士より言語聴覚士をお勧めします。もちろん、言語聴覚士になったからと言って就職が楽なわけではありません。言語聴覚士も高齢者の嚥下指導のニーズが高いですから、大学などで小児を教える先生は少なく、学べるチャンスも少ないですし、小児の分野に限っては就職も難関ですよ。

 てゅもさんの「特別支援教育の教員になりたい」という他の書き込みをみました。私は病院時代、小学校に出向くことが多かったのですが、小学校時代に素晴らしい特別支援学級や通級指導の先生に出会えることは子どもたちの財産だと思います。どんな有名な医師に診察してもらうより、専門性をもった教師にその子を担当してもらうほうが子どもたちは変わっていく可能性があると思うのです。私はときどき病院で会う程度しか子どもたちとかかわりが持てませんでしたが、毎日子どもたちとかかわれる教師がうらやましかったですよ(もちろん、現場の先生たちの苦悩もよくわかりましたが・・・)。

教員免許+臨床心理士 教員免許+言語聴覚士になることは可能です。
でも、どの資格も定められた実習がありますし、カリキュラムもハードです。教員採用試験は難関です。たくさんの資格を取得することはやはり難しいです(今、教員で臨床心理士や言語聴覚士を持っている人は養成課程を卒業したのではなく、経過措置といって資格ができた当初に実務経験があれば受験できる制度があり、それを利用した人がほとんどだと思います。)
今は目標の特別支援学級の教員を目標にして、それでも関心があるのなら、次のステップとして資格を検討してはどうでしょうか?

・教員免許+臨床心理士=学部で教員免許を取得し、臨床心理士指定大学院へ入学する。
・教員免許+言語聴覚士=学部で教員免許を取得し、言語聴覚士の専門学校(大卒2年)へ入学する。
 


[A.6]

くえくえたこらさん、ご回答ありがとうございます。
夜間学校という手もあるんですね、思いつかなかったです。
それでも確かに教員になるための勉強に臨床心理士になるための勉強、
二兎追う者一兎も得ず、になってしまいそうですね。

くえくえたこらさんは大学でのカウンセラーをされているそうですが、
就職先はある程度自分で希望できるのでしょうか?

『光とともに』という本をご存じですか?
その本に出てくるような、障害児や自閉症児への訓練をできるといいな、と思ったのですが、
臨床心理士のお仕事は就職が難しいと聞きました。


[A.5]

こんにちはてゅもさん

わかる範囲でお答えします。

 心理学も医学と同じで最初は実験や統計などの基礎ばかりです。本格的な臨床について学べるのは大学院に進んでからです。意外に学生たちはそれを知らずに心理学科に進学して一番びっくりするようですよ。
 医師になってから臨床心理士になる人もいますが、精神科や心療内科を専門にすれば臨床心理士の資格は実務上ほとんど必要がないので、取得しないようです。なので、遠回りというより、必要がないというほうが正しいです。

 教員で臨床心理士の資格を持っている人少ないですがいるようです。その人たちは資格を生かして特別支援学級や生徒指導を専門に担当しているようです(教員免許+αとして臨床心理士の資格を生かしている)。現在、臨床心理士はスクールカウンセラーとして学校に入ることがありますが、一年契約のパートなので、深いかかわりはできません。正規の教員として心理の仕事ができることは魅力かもしれません。
 ただ、臨床心理士になるには指定大学院を修了しなくてはいけないですし、修了後に試験があります。実習や試験勉強に追われて、なかなか教員採用試験の勉強に手が回らないかもしれませんね。

 最近では教育大学に夜間の臨床心理士指定大学院ができたり、内地留学(有給で大学院に進学する)して資格を取りに行く方もいるようです。職場の理解があれば考えてもいいかもしれませんよ。

 臨床心理士の資格をもっているからといって、教員としてある役割になれるわけではないですが、それはその先生が持っている専門性として評価されるようです。


[A.4]

くえくえたこらさん、御回答ありがとうございました。
臨床心理士は優先順位が低いんですね・・。
進路指導の時に、指示するのは結局医者だから、とはいわれていたのですが
やはり優先順位などは知りませんでした。
くえくえたらこさんもアドバイスを下さっていましたように、
学校の先生に、医者の免許をとってから臨床心理士に成るという方法もあると言われました。
でも、遠回りなんじゃない?
とも言われましたが。

確かに、医学部は、進学自体が難しく、また進学して4年間は基礎医学を学ぶことになるそうですね。
そのようなことや雇用の安定を考慮した結果、文転することにきめました。
特別支援教育学科に進もうと思っています。

臨床心理士は掛け持ちで仕事されている方が多いと聞きましたが、教員は臨床心理士の資格は取ることができるのでしょうか?
また、取ったところでなにか益があるでしょうか?


資格社会であるという現状をしり、とても勉強になりました。
ありがとうございました。


[A.3]

いちけんさん、御回答ありがとうございました。
初めての投稿で初めての回答を頂いて、すごく感動しました。
お礼がおくれてしまい、申し訳ないです。

結局、私は文転することにしました。
いちけんさんの紹介してくださった職種を調べてみたところ、文系に進んだ方が直接的なことを学べそうだと思ったためです。

いちけんさんのアドバイスで具体的な団体のイメージを掴むことができ、色々調べることができました。
ありがとうございました。


[A.2]

こんにちは てゅもさん

自治体によって呼び名が違いますが、ちゅもさんがしたい内容の仕事はありますよ。

多くの場合は医師と一緒に看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、保育士がチームになって子どもやその家族を支援します。臨床心理士もメンバーに加わることがありますが、国家資格ではないので、やはり優先順位は低く、常勤になれないことが多いんです。
(もし聞きなれない職種があれば一度調べてみてください)

医療・福祉の分野は壮絶な資格社会なんですよ。

それから子どもの分野はコメディカル(医師以外の医療専門職)にすごく人気がある上に、求人が少ないんです。

コメディカルのなかで一番ニーズがあるのはオールマイティーな看護師かも知れませんね。
それから言語聴覚士も発達検査を実施していますよ。

臨床心理士は素敵な仕事ですが、雇用面で不安定なのも事実で、苦労している人がたくさんいます。
医師(卒後2年の実務)や看護師(4大卒で指定大学院に進学)になった後でも臨床心理士になれますし、そちらの進路も考えているなら、がんばってほしい気もします。


[A.1]

てゅもさんさん、こんにちは。
養護学校で教師をしている“いけちん”と言います。

発達支援センターの職員ではないのですが、回答がないようなので、“お節介”させていただきます。
「発達支援センター」的なところには、私は仕事上いつもお世話になっています。


「発達支援センター」的なところ……と書いたのには理由があります。

(1)てゅもさんさんがイメージされている「子ども」「障害児」「カウンセラー」「診断」「テスト」を考えた場合、『13歳のハローワーク』ホームページ内で村上龍さんが書かれている「臨床心理士」の中の“抜粋”だけでも「仕事場は、病院の心療内科や精神科(小児とつくものもありますfromいけちん)、児童相談所、少年院、少年鑑別所、障害児福祉施設、学校で児童・生徒へのカウンセリングを行うスクールカウンセラーなどの仕事」があります。

(2)「発達支援センター」だけでなく、「療育センター」「発達障害者支援センター」「自閉症・発達障害支援センター」「障害者就業・生活支援センター」などいろいろな名称があり、また、公立や私立、NPOなど、いろいろな
形態があります。


ということで、とりあえず、てゅもさんが就職したい地域の県庁の福祉や医療行政担当課のホームページを見て、あなたがイメージするところを探し、そこのホームページを見る……ということをしてみてはいかがでしょうか。


すみません。自分がその職にないので、こういうことしか書けなくて……。


追伸
『13歳のハローワーク』ホームページ内「臨床心理士」
http://www.13hw.com/job/05/05_01_02.html
http://www.13hw.com/guide/jobs/05_01_02.html